【おすすめ本】「選択の科学」を読んで。人とは違うと思いたい人間の心理のデメリット
選択の科学を読んで
今回は「選択の科学」という本を読んでみて面白かった部分をご紹介します。
人とは違うと思いたい人間の心理のデメリット
まずこの心理の面白い実験があります。
ビールのサンプルを試飲できるお店がある。このときウェイターが一人一人に注文を聞いて回り、残りの半数のテーブルでは、ウェイターが客にカードを配り、他の客と相談せずに、どのビールがいいか印をつけてもらった。
その結果、客が1人ずつカードを記入したテーブルでは、同じテーブルで複数の客が同じビールを注文することが多かったのに対し、客が互いの注文を聞いていたテーブルでは、重複がずっと少なかった。
つまり、互いに注文を聞いていたテーブルの方が注文されたビールの種類が多かったということだ。
ここでまず他の人とは違うものがいいという心理がわかる。しかしこの後に、ビールの評価をしてもらったところ、互いの注文を聞いていたテーブルの人たちは自分のビールには満足せずに違うビールにすればよかったと答えた。
これに対してカードで注文した人たちは、同じテーブルで他の客と同じビールを飲んだ人はずっと多かったのに、サンプルに対する満足度は高かった。
以上が実験の結果です。
この心理を日々の生活で考えていかないと後悔しやすい結果になってしまいます。例えば、自分の車を選ぶ時などはそうで自分の欲しい車の色が黒か白の場合。
これは周りにも同じ黒と白の車が多いため、違う色がいいと思ってしまう場合があります。ここで特殊な色を選んでしまうと、のちに「あまりいい色ではないな」と思ってしまったり、「この色飽きたな。。。」と後悔してしまいます。
そして他にも、自宅を機能性があまりないデザイナーズの家を選んでしまったり、水圧が弱い高層階のマンションに住むといった行動もよく見ますよね。長く利用するものはしっかりと考えて購入しましょう!
まとめ
今回の「選択の科学」読んで、様々な考えかたができるのだなあと実感できました。この本の内容で、犬とネズミの実験があります。この実験で経験とは大事なことで、今まで経験したことがあるということでチャンスを生かすことができることを知り、何事もチャレンジが大事なのだなと改めて知りました。やはり行動経済学は面白いです。