読書家

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割り勘は精神的に良くない。

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今回は【予想どおり不合理】という本の中で非常に面白い研究があったのでご紹介します。

 

 

割り勘をすべきでない理由

 

学生や、社会人でもそうであるが、よほどの金持ちでもない限り奢りというのは財布的にも精神的も辛い。

 

しかしだからと言って割り勘をするべきではないという研究結果がある。

 

まず4人で居酒屋山などで10000円という請求が来たとする。その時に4人で2500円ずつ払えば、割り勘にできるが、

 

ここで1人2500円払う痛みが10痛だとする。テーブルでこの痛みを合計すると、40痛である。

 

しかし、人はお金を100円でも出すだけで、精神的な痛みは大きいという研究がある。(これを出費の痛みという)

 

しかし、人は100円でも出してしまったらそのあとに額が増えても、痛みはどんどん減っていく傾向がある。(感応度の逓減という)

 

たとえば、空のバックの中に500グラムのものが入ったら、重く感じるが元々本などがたくさん入っていれば、

 

500グラムの重みはあまり感じない。これを利用して、1人が10000円を支払ったとすれば、そのあとに額が増えても痛みは直線的に増えていくわけではないので

 

まず最初の2500円で10痛であるが、そこに2500円足しても7痛しか感じないだろう。次の2500円で5痛、さらに次の2500円は4痛ぐらいだ。このように10000円までテーブルの合計の痛みを計算すると。

 

奢った人の痛みは26痛ほどになる。

 

しかし他の3人は1円も払っていないため、痛みは0である。

 

つまり、割り勘をするのではなく一人がその場は奢って、順番に店に入ったら交代していけば、精神的な痛みは軽減されると考える。

 

 

非常に面白い結果です。しかしこの一人の負担はかなり精神的に来そうです。。。

 

よく皆さんがやっている、漢気ジャンケンは精神的はいいということですね。