【おすすめ本】「ファストアンドスロー(下)」を読んで。人はなぜギャンブルを好むのか。
ファストアンドスロー あなたの意思どのようにして決まるか?
このファストアンドスローに関しては、前に(上)を読んだ時に一度紹介しましたね。
今回はその続きで、(下)ということなのですがその中で面白くて日々の生活に役立ちそうなものをご紹介します。
患者の生存中に医師が下した診断と解剖結果とを比較した実験
これの結果は、約40%は誤診だったそうです。つまり病気の専門家である医師の4割は間違っている診断をしているということになります。
驚きの結果ですよね。確かに僕も最近医者に行ったのですが、小さい頃から通っている歯医者さんで、信頼はしていたものの初めて院長先生以外の人に歯を見てもらいました。
その結果銀歯は4つほど増え、神経も一つ抜かれました。これは自分のせいかもしれないと思いましたが、「下の歯も虫歯になっている」と言われ流石に変だなと思い違う歯医者に行ってみたら、「特に下の歯で嫌なところはない」と言われました。
これは果たして医者が間違えていたものなのか。はたまた通院を長引かせるためのものか。。。謎は深まるばかりです。。。
つまり医者は確かに専門家ではあるが、必ずしもあってはいないということです。
次に人々がギャンブルを好む理由をご紹介します。
まず次の質問に答えてみてください。
あなたは1と2どちらの方が後悔しますか?
1. A社の株を持っていてB社の株に乗り換えようか迷っています。結局B社にしないことに決めました。しかし結果はB社にしていた方が一万円利益が出たことが判明しました。
2. もともとB社の株を持っていましたが、A社に乗り換えました。ところがB社を持っていれば1万円の利益が出たことが判明しました。
きっとあなたが普通の人ならば、2が後悔すると思ったことでしょう。この理由は人間は行動して生み出された結果に対しては、行動せずに同じ結果になった場合よりも強い感情反応が生まれるということです。
これをギャンブルで当てはめてみると、人は何もせずに1万円を得るよりもギャンブルで1万円勝った時の方が嬉しいということになります。
つまり人は1万円が欲しいのではなくて、1万円を勝ち取った!という心理が欲しいということです。なので仮にあなたがギャンブラーならば、この心理を理解すれば少しはギャンブルに対する気持ちも変わるかもしれませんね。
もっとみじかな例でいうとブランドのバックを買うか、無名のバックを買うかという選択肢です。ブランドのバックを買えば間違いなく丈夫で質がいいという保証があります。しかし無名のバックは安い代わりに質の保証がありません。
この時に賭けで無名のバックではなく、ブランドのバックを買うという保守的な選択になってしまうということです。
少し挑戦的な事柄をやってみると、世の中の心理に惑わされずに済むかもしれませんね!
まとめ
最近行動経済学というのにハマっていて他にも本を読み進めていますが、とても興味深くて面白いです。ぜひ皆さんも読んでみてください。それではまた!