資本主義の世界で労働者は「雇い続けてもらえる」ことしかできない
資本主義の「給料」の意味。
資本主義の世界の「給料」の意味を知っているだろうか。
実際給料というのは、その仕事をやっていけるだけの生活費なのである。
その仕事をやっていくには、ご飯や食べ物、住む場所が必要であるが、誰にでもできる仕事は最低限の生活ができればいい。
しかし医者などの重要な仕事にはそれなりの息抜きとして、いい家に住むため、マッサージなどを受けるための余分なお金が支給される。
労働者が自分の給料を決められないというのはそういうところから来ている。
いくら労働者として優秀になり頑張って資格取得して、企業に利益を2倍にできるようになっても、自分の給料は良くても1.2倍にしかならないだろう。
つまり自分が労働者として成長し続けても、そこで得られるものとしては「雇い続けてもらえること」なのである。
そして企業が最も利益を出せる方法として使われるのは、「人に働かせる量を増やす」こと。
つまり今まで1時間で10個作っていたものを、1時間で20個作らせるということである。
現在物作りなどは自動化が進んでいるが、すべての企業が自動化を導入した場合、ただ物価が下がるだけで、
その際に生じる労働者側の被害として、首を切られるか、さらに働かされるかのどちらかしかない。
結局資本主義の世界の労働者に自由はない。